風不死岳登山《”謎の飛翔体”編》

野外活動

今回は風不死岳で発見された話題の「謎の飛翔体」を目指すことに。

楓沢ルートを登っていくことになるので、昨年訪れた「苔の回廊」を通り抜けて、さらに進むことになる。

車は昨年同様、モラップ第一駐車場に置いて登山道入り口まで歩く。
国道453号線(国道276号線と重複区間)から遊歩道へ。

自然の中を歩いていく。

晴天。

15~20分程度で楓橋に到着。支笏湖が少し見えている。

この橋を降りて、沢を歩いていく。

すぐに国道453号線の紋別橋の下を通る。

あいかわらず沢を塞ぐように倒れている木がある。”トゲ”のような枝が危ないな。

今回は「苔の回廊」は写真も撮らずにひたすら先を急ぐ。

苔の回廊」を抜けると、いきなり道に迷う。
見えているピンクテープの方へ進んだのだが、どうにも進めない。
うまく写真は撮れていないが、ここに飛び移ることができれば進めるのだが…、

下はこんな感じで…。

ルート以外の別の目的でつけられたピンクテープなのかもしれないが偽物が多いようだ。

苔の回廊を抜けるとすぐに左折して迂回するルートをとるようだ。
ただ、いきなりすごく急な崖を登ることになる。

ロープを握りしめて登っていく。

登り切ったところから下を見る。

迂回して沢に戻ってきた。下山する時は、このまま先に進まないように木で作られた進入禁止?が目立つので間違えなさそうだ。

基本的には沢を登っていくが、たまに迂回したりする必要がある。

トゲの木は、梯子としても使えるのね。

ケルンとピンクテープ付きのロープ。これなら間違えないね。

屋根のある岩。

分岐。沢は右のルートのようなのだがピンクテープのある左に向かう。

ちょっと不安。

整備された庭園のような雰囲気の場所を進む。

道がたくさんあって、どこが正解か分からないような場所だ。

結局、迷ってしまった。
強引に右へ進路を取り、沢に戻った。
先ほど左にルートを取った分岐は右が正解だったらしい。

道に迷ったりして思ったより時間がかかっている。

苔の回廊を過ぎてからは出会う人は少ない。女性の登山客一人とすれ違っただけだ。

そろそろルートを逸れるのかなって辺りに来ると小さなケルンがいくつかできている。
ここから入るといいよって目印なのかな。我々はこのケルンから登山道を逸れていくことに。

ここを藪漕ぎか…。

GPSを頼りに進む。登山道ではないので、歩きにくい。迷っている間は写真を一枚も撮っていなかった。
迷いやすいのでGPSやピンクテープは必須。

登山道を離れると動物の糞が多い。なんの動物かは分からないが、鹿ではないようだ。

全然見つからない。GPSを頼りに探しているのに、なぜか簡単には見つけられない。
15時50分、妻と相談して、あと10分探して見つけられなかったら諦めようという結論。
ダメかなって思い始めたころにようやく発見!

F-86戦闘機の外部燃料タンクだったようだ。
この燃料タンクは飛行中に取り外し、投棄可能だったらしい。
つまり、ここに落ちているのはそういうことなんだろう。

昔、F-86戦闘機が航空自衛隊で現役だったころのものか、米軍基地があったころのものか…。

すごく生えてるこの草…。

大麻に似ている。
調べてみると「ハンゴンソウ」というキク科の多年草。
学名は「Senecio cannabifolius」、「cannabifolius」はラテン語で「大麻(カンナビス)のような葉」という意味で、葉の形状が大麻の葉に似ていることからこのように名付けられたそうだ。

下山して駐車場に戻る前に支笏湖を見に行く。いい感じの夕日だ。

もう少し簡単に発見出来ると思っていたが、予想以上に苦戦したな。

登山道から逸れるルートだったので、迷わないよう神経を使い、緊張感もあり、かなり疲れた。

が、珍しい物を間近で見る事が出来たし、なかなかスリルのある冒険だった。

無事に下山出来て何より!

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