むかわ町穂別を散策《北海道 おでかけ日記》

おでかけ

今回はむかわ町穂別に滞在中、街の中で立ち寄ったスポットについて紹介していこう。
まず、穂別の場所はこの辺り。市街地は長さ約1.5km、幅500〜600mくらいに収まっていて非常にコンパクト。徒歩でも十分周れる感じだ。

穂別博物館

なんと言っても穂別は恐竜のまち。観光スポットである町立穂別博物館へ行ってみた。

中に入るとさっそく・・・

クビナガリュウがお出迎え。クビナガリュウは爬虫類で、恐竜ではないのね。

下にはアンモナイトがゴロゴロ。

壁にはカムイサウルス・ジャポニクス=通称「むかわ竜」の実物大レリーフ。
むかわ竜は2003年に穂別で発掘された恐竜の化石で、恐竜の全身骨格としては国内最大らしい。

発掘当初はクビナガリュウと判断されていたけど、2011年に恐竜の化石である事が判明。ずっと化石のクリーニング作業が続けられていて、2019年にその作業が完了。全体の8割を超える全身の実物化石とそれをもとに復元した全身骨格のレプリカを公開したそうだ。現在も未確認の骨の発掘や、むかわ竜についての研究が続けられているみたい。

観覧料は大人300円。

フラッシュや三脚の使用はNGだけど、写真撮影はOKとの事。手前にある尻尾の骨が「むかわ竜」の実物化石!

むかわ竜の全身復元模型が入り口近くにあったけど、なぜか写真を撮り忘れた。というか、むかわ竜の実物の化石で見る事ができたのって尻尾だけだったかも。
実はこの博物館、建物が狭い事や老朽化などで、せっかくの「むかわ竜」を適切に展示できていないという問題を抱えているみたい。
でも、その問題を解決するために穂別博物館リニューアルの計画が立てられているらしいので、今後に期待!

博物館の詳細はむかわ町公式ウェブサイトもしくはむかわ町 恐竜ワールド【公式サイト】にて確認できる。

化石・恐竜スポット

街には化石や恐竜をモチーフにした構造物があちこちに設置されている。
博物館を出ると、さっそくこんな怖いヤツが。

博物館の向かい側の公園のようなところにこの「モササウルス」がいる。
ここは「地球体験館」という施設の庭なのだが、体験館は残念ながら2019年に閉館している。

ベンチは、歯・・・?

「デスモスチルス」という哺乳類の大臼歯らしい・・・。

むかわ竜のマスコットキャラクターもいる。

移動して、街の目抜き通りへ。

街灯にはそれぞれ何かいる。化石とか恐竜とか。

「ホッピー公園」という公園にはステゴサウルスの鉄製モニュメント。

プランターも恐竜だ。

化石スポットはまだまだ他にもあるみたい。詳しくはむかわ町公式ウェブサイトに掲載されている。

食事&喫茶 峰

食事をするため「峰」という喫茶店へ。

やっぱりここも恐竜か。

メニューは普通の感じだな。

と思ったらやっぱり恐竜か!

次のページも恐竜!

次のページもアンモナイトと恐竜!

オムレツカレーを注文。これは恐竜じゃなかった。

というかコレ、美味しい!

電話はレトロだけど現役。

お店の公式サイトなどは見つけられなかったので、事前情報は食べログで確認した。

穂別サテライトオフィス~ホコスタ~

穂別には「ホコスタ」という無料のサテライトオフィスがあって、ここで仕事をする事もできる。


2018年の胆振東部地震で被災した鵡川高校の仮設寮として使用していたモバイルハウスを活用しているらしい。フリーWi-Fi完備で、トイレやキッチンスペースもある。シャワールームもあったけど、行った時は物置になっていて使えるかどうかはちょっと不明。

居心地の良い空間。

予約すれば個室を使う事もできるみたい。

詳しくはむかわ町公式ウェブサイトに掲載されている。
こういった施設はとても便利なので、もっともっと他の地域にも増えてくれたらすごく嬉しい。

おわりに

この穂別地区は小さい街だが、何だか住みやすそうな雰囲気。
大きいスーパーマーケットがあるわけでもなく、買い物するなら小さな商店が3店舗程度、あとはセイコーマートがあるぐらい。でも、必要なものは揃うし良い食材も手に入る。穂別の特産品「ほべつメロン」も売っているし、キャンプ中に食べた穂別産のしいたけもとても美味しかった。飲食店やパン屋などもあり、数は少ないが民宿もあるのでキャンプじゃなくても宿泊は可能だ。数日滞在してみて、この街の雰囲気はとても明るく感じた。若者はみな都会に行ってしまい老人ばかりが残った街ではない。小さい子供も多く見かけたし、若い人も住みたくなる街なのかなぁ。

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