矢羽根とは…

北海道のこと

北海道に来て、初めてドライブにでかけると、まず気になるのがこれ。

正体不明の矢印である。

全部、下を差している。

大学に入学して間もない頃、北海道人に「矢印の下って、何があるの?」って聞いたら「道の端っこでしょ」って言われたな。

意味が分からないって顔をすると、「え、あれがなかったら道の端が分からないから雪道運転できないじゃん?」って、そんなことも分からないの?って雰囲気で答えられた。

北海道しか住んだことない人間には当然かもしれんが、雪がそれほど積もることもない人間には、冬道がどんなもんなのか知らないって。

先端の矢印部分の名称は、矢羽根。

ヤ・バ・ネである。

地面から生えてるポールとかも含めた全体の名称は「固定式視線誘導柱」というらしい。
道内には国道だけで約10万本も設置されているのだとか・・・。

昔は角ばっており先端も尖っていたが、危険ということで、現在は丸みのあるデザインに変更されたそう。

危険なのでって、おいおい、飛んでくるのかよ?

まぁ、飛んでいってしまうこともあるのかもね。
走行中に気付いて助手席から撮影したので、ちょっと見にくいけど、矢羽根がなくなっている柱もあるので…。

少し柱の向きがおかしくなっているものもある。

風の影響なのか、全然違う方を向いてしまったものまである。

上昇志向の強い矢羽根もいる。

走っていると反対車線の矢羽根まで見えてて、あれ?ってなるよね。

下から見てると、それほど大きさは感じないけど、長さは縦120cm、幅35cmもあるそうなので結構大きい。
強風の影響を受けて、こんなことになっているんだろう。

色は基本的には赤と白らしいが、黄色と黒など別パターンもある。

使い分けは知らないが…。

夜でも見やすい発光タイプもある。

冬、雪道はこんな状態。

しかし、吹雪ともなると、こんな状態の日もある。

雪が付着してて見えない…。

国道などの主要道路は矢羽根が設置されているが、脇道に入ると、”スノーポール”と呼ばれるものになる。

さらに、細い道に入ると竹に赤白で着色しただけのものになる。

さらに、誰も通らないような細い道に入ると、ただの竹である。

冬季閉鎖区間なのに無意味に矢羽根が設置されている道路もあるのにね。

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