死亡事故が多い北海道

早いもので今年も残りわずかとなり季節もすっかり冬。とっくにスタッドレスタイヤに交換を終えて雪道や凍結路面に備えは完了。
しかし、11月～3月の冬季は交通事故が多発する傾向にあり、特に雪道でのスリップ事故に注意が必要である。

今回は北海道の交通事故による死者数に関してまとめてみた。

交通事故死者数の都道府県別ランキング、ここ数年は東京、神奈川、千葉、大阪が1位となっているが、かつての不動の1位と言えば愛知県。
さらに遡ると北海道が不動の1位だった。
調べてみると1975年から2002年までの28年間のうち26回が北海道。
2003年以降、北海道が1位になったことはないのだが、上位にいることに変わりはない。

北海道に来て初めての免許更新の講習で教官がすごい怒りながら話をしていたのが印象的だった。
その中でも印象に残っている言葉がコレ

「君たちのようなドライバーがいるから、いつまでたっても北海道が交通事故死者数上位なんだ！」

こういう内容をひたすら2時間怒鳴り続けており、それはほとんど説教と言ってもいいレベルでさすがに驚いた。
私は駐車違反が1回。「駐車違反が死亡事故に繋がることなんてあるか！！」とは言えないが、若い頃は「そこまで言われたくないね」って思いながら聞いていた。
(駐車違反よくないよ)

教官の説教お話にイライラしながら私が考えていたのは「北海道で事故を起こすのって北海道人だけじゃないよな？」ってこと。

観光客は東京や大阪のほうが多いが、レンタカーを使う観光客は少数派なのでは？もちろんゼロではないだろうけど、ほとんどの人が運転しないよね？
それに対し、北海道は観光客も多いし、レンタカーを使う観光客の割合も多いように感じる。レンタカーを使う観光客だけを比べたら北海道の方が多そう。観光客による事故もよくニュースになる。それを北海道にカウントされたらかなり不利だなって。

あと意外かもしれないけど、北海道って人口多いのね。
人口密度は当然47位なのだが、人口では全国9位。2023年に福岡に抜かされたが、それ以前は8位だった。

だから、人口10万人当たりの交通事故死者数を都道府県ランキングで見てみると全く目立たない順位。

過去50年間で平均順位が24.4位。ほぼ中央。
だからといって「別に気にしなくていいレベルじゃん」って話にはならないのだが。死者数がゼロになるまでは。

あと、最近気になるのは外国人ドライバーの増加。
レンタカーにはこのように外国人が運転していることを伝えるステッカーが貼られていることも。

昨シーズンのニュースでは倶知安管内での事故の約半数が外国人ドライバーが関係していたらしい。
以前、その近辺に一年間ほど住んでいたことがあるのだが、とにかく外国人ドライバーの運転は危険が多い印象。マナーが悪い。
こちらがどれだけ安全運転を心がけていても、危ない局面は避けられない。

「そのようなお行儀の悪い振る舞いは見ちゃいられませんわ、郷に入れば郷に従っていただけませんこと？」とつぶやき、距離をとるのが最善である。

まぁただね、人種や国籍は関係なく、北海道はだれでもスピードを出しやすい道路が多くて事故が死亡事故になる確率が高いと思うので、気を付けて運転しましょう。